2013年8月7日水曜日

同性愛とうつ病に関する調査研究が豪州で開始されました

同性愛者のうつ病の発生利率について西オーストラリア州のカーティン大学が調査に踏み込みました。

同性愛者のうつ病の発症率がどの位かというと、同性愛者ではない人がうつ病だと診断された率が6%だったのに対し、同性愛者は32%との高い率でうつ病と診断されているそうです。

同性愛者は全体の人口に対しては少数なので、今まであまり研究に資金を投入されておらず、よく理解されていない領域でした。

オーストラリアは同性愛者の結婚については認められてはおらず、まだアメリカのように進んではいませんが、国民の意識のなかでは日本よりも広く認められています。

その証拠に毎年シドニーで同性愛の祭りとしてマルディグラと呼ばれるパレードが開催され、世界各国から同性愛者が集まり、一般の人もそのパレードを見り為にわざわざ遠くから観光に訪れている程です。

そのオーストラリアで今回オンラインアンケートをとって調査するというのですから結果が楽しみです。

この研究の目的は同性愛者の状況を理解して、うつ病になる率が高い理由を掴むという事ですが、それがわかれば同性愛の人だけでなく一般の人のうつ病の治療をするのにも役に立つ情報が結果として出るかもしれませんよね。

今はオンラインアンケートの参加者を募っている段階なので結果がでるまでにはしばらくかかると思いますが、今から結果が出るのが楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿